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「この間、割り切り掲示板でJCと会ってさ」と、中学生の頃からの友達であるウスイくんが嬉しそうに喋りかけてきた。
ウスイくんは髪の毛は薄いが性癖は濃い。昔から年下の女の子にしか興味がなかった。その興味は中学生の時分から変わっていない。と言うことは中学生よりも年下と言うと小学生しかないわけで、相当なヘンタイだった。こんな奴と付き合っていて、僕までヤバく見られないか？と思ったのは2度や3度ではないが、男友達として付き合うには気がいいやつだし、趣味や嗜好も合うのだ・・・性癖を除けば。
そんなウスイくんだが、前述の割り切り掲示板で見初めた相手に「JCだよ！見た目は子供あっちは大人だよ！」と、どこかの名探偵みたいなことを言われて、見た目は大人頭脳は子供なウスイくんは、ラッキーチャーーンス！とばかりに尻尾を振って会いに行ったそうだ。ただ、その際に「友達も連れて行っていい？」と言われて、これは全人類が未体験ゾーンであるJCとの××プレイだ！と歴史的瞬間の訪れに心を躍らせたらしい。
しかし「実際は、ファミレスでご飯をおごらされただけだったけどね」とウスイくんは遠い目をして自嘲気味に語った。
待ち合わせ場所にはJCが4人いて、結局、ファミレスに連れていかれてウスイくんは完全にいないものとされて、その4人はひたすらくっちゃべりながらメニューの上から下まで食い尽くしていたらしい。
そして「今日はありがとう。またメシトモしてね！」とウインクだけされて去っていったそうだ。
「いいんだ。JCのメシに同伴できただけでも俺は幸せだし、これをきっかけに次のステップもあるはずだ」とウスイくんは自分に言い聞かせるように語った。まあ、本当にJCだったかどうかは怪しいものだが。
こうして、ウスイくんの武勇伝を聞きながら酒を飲んでいると、スマホにメールが入った。確認すると「JCだよ！見た目は子供あっちは大人だよ！」と登録している割り切り掲示板からメッセージが送られてきていた。そのことをウスイくんに告げるべきかどうか困っていると、スマホを見ていたウスイくんは「おー！！またあのJCから誘いが来たよー！」と喜んでいた。放っておこう。
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