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「好きな子ができたんだけど、ノンケなんだよね」
僕のアニキの息子、つまり甥っ子である高校生のシンジくんの告白に僕は飲んでいた麦茶を吹き出しそうになった。
シンジくんは小さい頃からなぜか僕に懐いていてよくひとりで遊びに来たりしている。僕は独身の一人暮らしであり、シンジくんは僕にとってもかわいい息子みたいなものだ。「おじさん」ではなくて「兄さん」と呼んでくれるところもポイントは高い。
アニキの奥さんと言うのが、ここだけの話、どうしてこんな女性を嫁にしたんだ?と思うくらい性格的にキッツい人で、僕同様にのんびり屋のアニキと不釣り合いなことこの上なかった。風貌からしてアニキの血を色濃く引いているシンジくんにとっては、あのキツさに居た堪れなくてこうして定期的に僕のところに逃げてきているのだろうな、と思うことも多々ある。もっとも、のんびりしすぎて流されるままに生きてきて婚期も何もかも全てを逸した僕から見れば、しっかり者の奧さんだからこそアニキの家庭は成り立っているんだろうなとは思う。
で、ノンケだ。なんでシンジくんはそんな言葉を知っているのだ。
「僕って男性にしか興味がないんだよ。ノンケを落とす方法とか知らない?」
サラッとシンジくんは言った。唐突なカミングアウトだ。甥っ子はゲイだったとは。いや、薄々感じてはいたのだ。シンジくんの懐っこさは男女の距離感に近いものがあることに。
あのアニキの奥さんにそんなこと告白できるわけがない。なぜ、僕に彼が相談してきたのかというと、おそらく僕に同じ匂いを感じたのではないだろうか。
とは言え僕自身はノンケだ。ただ、一時期、ゲイの男性と付き合っていたことはある。女性に全くモテなかった時期に熱心に口説いてくれたからその熱意にほだされた印象だ。今から思えばノンケを落とすゲイの技にハマったような形である。ゲイとかノンケとか関係なく流されるままに付き合った感じだ。
そんな経験がある僕だから、シンジくんは僕にゲイでも落とせるノンケの匂いを感じたのかもしれない。
すると、シンジくんはサクっと言った。
「その年で独身なんだから、兄さんもゲイなのかなーと思って」
るっさいわ!男性として脂が乗り切っていた時期にゲイと交際していたのだから、そりゃ婚期も逸するってものだよ!
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