筆おろしアプリ

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順調に人生を重ねてきて、僕の年齢(20代後半)で一軒家を持っていると言う人もあまりいないのではないでしょうか。まあ、片田舎の格安な物件ですが、一軒家には変わりがありません。車もありますし、マイカーマイホームと悠々自適が保証されたようなものです・・・これで後はお嫁さんがいれば、ですが。
そうなのです。実はまだ女性経験がないのです。全く女性に縁がなくて無料のエロ動画で糊口をしのぐ日々を繰り返していました。風俗で童貞喪失を考えたこともあるのですが、初めてくらいはビジネス抜きで体験したいものだなと考えている内に、いつの間にかお金が貯まっていて一軒家を買ったと言う流れです。
ただ、この女性に童貞をささげたい!と思わせるような出会いがなかったことも事実。初めての相手にヤリマンとかドブスは嫌だなあ、と選り好んでいた結果でもあります。もっとも、たとえヤリマンやドブス相手とは言えそんなチャンスが欠片もなかったのですが。
このままではいかん、と筆おろしアプリと称されている出会い系アプリがあることをエロ動画のアドで知り、一念発起して登録してみることにしました。他の出会い系アプリと違って童貞大好きな女性が揃っていると言う話でした。この年齢で童貞と言うのも結構恥ずかしいものであり、その噂が本当の筆おろしアプリだったら童貞慣れしている女性方々に許容してもらえるかな?と思った次第です。もちろん、誰でもいいと言うわけではないので、その辺は僕も相手を選ばせてもらいますけどね。
こうして、栄えある僕の童貞喪失相手に選ばれた女性がカナコさんと言う女性でした。掲載されていたプロフ写真が僕の性癖にズバリ刺さる人でこの人しかいない!この人以外はブスしかいない!と猛烈にアタックしてみました。
カナコさんは何度目かのアタックでようやく返事をくれました。
「ごめんなさい、年下しか興味ないんです。ていうか、その年で童貞?キンモー!」
僕は傷心のまま筆おろしアプリをアンインスコしました。
やっぱり、素人をこの手のアプリでひっかけるにはある程度経験していないと相手にもされないのだなと悟りました。と言うわけで、一念勃起してソープに行くことにします。車、売ってこよう。
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